木造在来工法の幼稚園を見学に国分寺まで

2015年3月25日(水)快晴、埼玉で活躍されている(有)RABBITSON一級建築士事務所の倉島和弥さんが設計し、現在工事が進んでいる幼稚園の園舎を見学しました。

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午前11時30分に国分寺駅でスタジオ・スペースクラフトの福島慶太さん、遠山麻子さんご夫妻野口修アーキテクツアトリエの野口修一さんと待ち合わせてまずは腹ごしらえ、駅近くにある伝説の喫茶店「ほんやら洞」でランチタイムです。

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ボリュームもあってスパイシーなカレーを食べました。国分寺に行かれることがありましたら、ちょっと覗いてみてください。夜はお酒も出すカフェバーになります。

さて、おなかもいっぱいになり、腹ごなしに20分ほど歩いて目的の幼稚園へ。

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現地では倉島さんが待っていてくださいました。倉島さんにご説明いただきながら、早速、上棟して間もない園舎を見せていただきました。

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圧巻は、木造在来工法で無垢材を用いた大スパンのホールです。7m以上の距離を成400mm近い梁が飛んでいます。

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この園舎の平面計画はロの字になっていて、外周部で剛性をとって、中心の吹き抜けのホールに屋根をを架けています。

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柱も住宅規模では使用しない、立派な杉が使われていました。

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人と比較すると柱の太さが分かります。

真ん中の赤いストールを巻いた紳士が倉島さんです。

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仕口の複雑な加工です。図面を描くのも大変ですが、現場も大変ですね。

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倉島さんに設計図書を見せていただきながら、構造と架構について色々ご説明いただきました。

園舎が完成すると、無垢の柱や梁は素のまま「あらわし」になるとのことです。

「園児はこの太い柱に抱きつくでしょ。手あかも傷もつくよね。でもそれでいい。絵の具が付いてもいい。素地の木の風合いを肌で体験することが価値だから。」

倉島さんは、そうおっしゃっていました。きっと素晴らしい幼稚園になると思います。

倉島さん、ご多忙のところお時間を割いていただき、ありがとうございました。たいへん贅沢な体験をさせていただきました。