HOUZZ取材 山梨県中央市の家を訪問しました

こんにちは。

夏以来の投稿で、まだ少し頭がぼんやりしています。夏は義弟の赴任先のシンガポールへ、実に新婚旅行以来の海外を楽しんできました。

それ以降、脳内常夏状態になってしまったのか、なんだかあっという間に10月になってしまいましたが、またいろいろな切り口でブログを更新していきたいと思っています。

さて、久しぶりの投稿です。

僕たちが設計監理しました山梨県中央市の住宅が、HOUZZで特集記事を組んでもらうことになり、施主ご夫婦へ竣工後のご挨拶も兼ねて取材に同行してまいりました。

竹野邸HOUZZ1.jpg

このお家、僕は『ウィークリンク(弱いつながり)』と名付けました。

旦那さんのご両親と後々同居することを考えて建てられた家は、一つ屋根の下というそれだけで家族間、世代間の関係が強固なものになってしまいます。そうしたストロングリンクを、くっついたり離れたり、程よい距離感を保てるような弱いつながりを生むお家(ウィークリンク)にすること。僕たちが目指したのは、6つの異なる大きさ、機能用途の小屋をずらしながらつなぎ、空間的な連続と分節、ずるずるとつながっていく流動的な気積と見え隠れする視線をつくることでした。

竹野邸HOUZZ2.jpg

2017年10月14日土曜日、小雨の降る中HOUZZのライターの安西美樹さんと甲府駅で待ち合わせし、その足で現地へ向かいました。

竣工以来訪れるお家は、南側のお庭もお父さんの手によって見違えるように手入れされていて、それもあってかこの土地にすっかり馴染んだように見えました。

現地では、丸正渡邊工務所の渡邊社長(渡邊くんは、この夏社長に就任されました)とこのお家を管理くださった角田さんが既に待っていてくれました。みんなで揃って門をくぐると、お施主さんご夫婦と今年4月に産まれたばかりの娘さんが出迎えてくれました。

やばい、赤ちゃん可愛い。触りたい、抱っこしたいと密かに思いましたが、知らないおじさんがいきなりはいかんな、と冷静を装い、早速取材へ。

完成して半年経ったお家は、お施主さんの手が行き届いた、整理整頓されて美しい佇まいを見せていました。

取材では、ライターの安西さんのご希望で渡邊くんと角田さんにも参加していただき、このお家ができるまでの経緯や過程、住まわれてからのお施主さんのご感想など、盛りだくさんなお話で盛り上がりました。

僕は、施主ご夫婦とお会いしてから家が出来上がるまでのいろいろなことがフラッシュバックしてきて、感慨深くもありました。

竹野邸HOUZZ5.jpg

取材の内容は、安西さんにお譲りするとして、でも一つだけ。建具の開閉などで音や気配なども含めて家族間の距離感、関係を調節できるので、とても住まいやすいと言ってくださった奥さんのお話には、とても嬉しく思いました。

竹野邸HOUZZ8.jpg

旦那さんと渡邊社長のツーショット。何を見ているかといえば、富士山の見える物見台に上がった安西さんを見ています。

この日はあいにくの天気で、富士山は見られませんでしたが、物見台は、このお家の一つのシンボルになっていました。

竹野邸HOUZZ7.jpg

安西さん、熱心に旦那さんにお話を伺っています。

お施主さんご夫婦には、取材に半日おつきあいいただいて、この場をお借りしてお礼申し上げます。娘さんがこの地ですくすくと育っていくのが楽しみですね。ムスメちゃん、ニコニコしてくれてどうもありがとう。

渡邊くん、角田さんもわざわざ時間を割いて出向いてくださり、感謝申し上げます。この後渡邊くんのお誘いで美味しいほうとう鍋をご馳走になったり、行列のできる桃のジェラートを堪能したり、ポーターズペイントの新しいショールームを見せていただいたりと、充実した山梨の旅でした。重ねてお礼申し上げます。また、是非ともお仕事ご一緒したいですね。

さてさて、どんな記事になるのか、今から楽しみです。安西さん、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。