10月からの事務所千葉移転にむけて、新事務所の既存内装解体工事が行われました。
仕上げの裏側に隠された建物躯体の本当の顔が露になります。
建築の設計図書が一切残っていない中、天井点検口から躯体を確認したりして、なんとかふんわりと躯体図を作図していました。お隣との界壁もコンクリートブロックだということは、知っていました。しかし、ここにもぐらが住んでいたとは驚きです。
わざわざ電気配線と電話線をコンクリートブロックやコンクリート躯体をハツってまで、入れ込む必要があったのでしょうか。仕上げをふかせば済むことでは、などとちょっと言ってみたりしてみます。GLボンドの跡がちょっとハート形。
面白くなってきました。
そして数日後、解体工事が完了しました。
天井から垂れる配線類。
GLボンドの跡がなかなかシャレてます。
上階からの配水管も天井を這っています。
床スラブの真ん中から生えているのは、電話線。じゃまです。
給水、給湯、ガス管の継ぎ手は錆びていて、手でひねればポキッと折れてしまいます。
柱なんですけど・・・。
床スラブも円を描くようにクラックが入っていて、現場監督さんからも「大丈夫ですか?」の一言。
いいんです。鉄筋が入っています。
なんだか廃墟みたいで、かっこいいです。できるだけ、この状態を仕上げとして、次回内装工事が始まります。
がぜん面白くなってきました。