「LOVE LOVE LOVEずっきゅんだね 君にほらLOVEずっきゅん」
大学の大先輩に「いいよ」と言われて聴いたところ、どハマりしました、「相対性理論」。
大音量でリピート再生していたら、うちのボス(妻ともいう)に
「気持ち悪いから私のいないところで聴いて!」
という刺すような一言。
「相対性理論」がお気に召さないのか、僕が気持ち悪いのか、たぶん後者ですが、若干不穏な空気漂う我が事務所、みなさまいかがお過ごしですか。
さて、ところで千葉移転に伴う事務所工事もほぼ完成となりました。
あとはペンダント照明を各所に設置して、クリーニングして完成です。
写真のペンダント照明は、仮設置。僕が10年以上前に確かコンランショップで購入してずっと自宅で使用していたものです。
造作の間仕切り壁色品番は、日塗工AN-90。純白より一段グレーが入っていて、建築家御用達の「白」です。品がいいのでみなさん使われているんだと思います。
エッジを効かせて板のように見せています。
今回、壁の塗装は、全艶にしています。一般的に僕らは、艶無しにしたいところを汚れやすいという理由から3〜5部艶で決定するのですが、既存コンクリート躯体の重厚感に負けないように扱いたかったのと、光の反射を利用したかったのでそうしました。全艶で壁を塗装したのははじめてですが、マットな塗装よりも少しですが、下地を拾ってしまうようです。
新規造作壁の洗面、トイレに続く扉です。これは、開閉する「壁」にしたかったので、手掛けの開口を開けただけで、レバーハンドルやドアノブを取り付けていません。蝶番も見せたくないので、少々お高いですが隠し蝶番を使用しています。木枠も消して、隙間も最小値でつくっていただきました。
テーブル天板は、30mmのランバーに5mmの練り付け合板を張っています。手に入る樹種が限られていたため、思い通りというわけにはいきませんでしたが、精度の高いテーブルが完成しました。小口も耐久性を高めるために、小口テープを使用していません。
テーブルは、打ち合せ用のw1700×d900と、執務テーブルw3600×d900の2台をつなげて使用します。小さいテーブルは、赤くしたかったので当初カリン、その代用としてケンパスを考えておりました。しかし材料が入らず、妥協案としてサクラを使用しています。大きいテーブルは、白ラワンの代用でメラピーを使用。
1枚ものの長テーブルでも良かったのですが、長さが2間をこえると、とんでもない金額になってしまうため、知恵を絞って2台の異なる風合いのテーブルをつなげることにしました。
こんな感じです。
テーブルを支える鉄脚は、TEKOLABOさんのものを施主支給品とし、現場で取り付けていただきました。直径16mmの少し錆感のある美しいものです。こういう工芸的なプロダクトをつくらせると大阪の職人さんの技術はすごいなあといつも感心してしまいます。似たような商品は、巷にいろいろありますが、これは本当にかっこいいですよ。
床の防塵塗装の色分けです。エントランス部分は紫(原色大辞典よりpurple#800080)、執務空間は薄いブルーグリーン(日塗工A52-90D)、キッチン側は白(日塗工AN-90)、バックヤードは、クリアにしました。すべてABC商会のケミクリートEP。ABC商会さんには、やったことのない紫色を最初断られたのですが、ご無理を申し上げてなんとかつくっていただけました。
しかし焦りました。なぜなら紫を基点にして全体の床の配色を決定したのですから。紫色、このために工期が押しましたが、つくっていただけて本当に良かった。
床上げ部分のタイルとのバランスもいいです。
こちらの写真の方が、紫の色が正確に出ています。
続いて書棚、キッチン、エントランスの扉の説明を・・・・・・
「おい!」
誰ですか?
「お前、ベラベラしゃべりやがって・・・調子に乗ってんじゃねえぞ!!」
いやいや、ブログってそういうもんじゃ・・・ちょっ・・・やっ?!・・・ぎゃっ!!!・・・・・シ・・・カ・・・?