ボロかっこいいインテリアを目指せ6

前回のブログから2ヶ月近く経ってしまいました。

僕がシカに襲われ、死線をさまよっていたころ、10月15日と16日の二日間で事務所の引っ越しも終えました。僕の傷が癒えるとともに、事務所の片付けも進み、ようやく一息つくのに師走になってしまった次第です。

私生活では、僕の両親との同居生活もスタートし、毎日お母さんにおにぎりを握ってもらって、お昼ご飯にしています。大変感謝しています・・・・・・ラーメン食いてえ。

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さて、前回、事務所の各所を説明している途中でした。

その前に、僕に全治2ヶ月の大けがを追わせた張本人を紹介します。

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彼の名前は、ボギー。この2ヶ月ですっかり僕になついたかわいいやつです。彼には、傘立てとして事務所で働いてもらうことになりました。

それでは、ミニキッチンから。

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キッチンは、僕が高校生の頃ホームセンターで購入した木製のテーブルです。現品処分で1万円しなかったと記憶しています。

ずっと使っていたのですが、今回、天板に穴をあけてシンクを落として簡易なキッチンにしました。

シンク水栓金具は、IKEAで購入したものを設備屋さんに取り付けていただきました。

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小物にもこだわりました。

一口タイプの卓上IHクッキングヒーターは、もともと空想家電クラインダイサムデザインのものを商品化したものです。他の同等の機能の製品に比べると少々お高いですが、美しいフォルムと透明感のある白色、立てかけて収納できることからこれに決めました。

やかんは、柳宗理のものと悩んだのですが、今回は、野田琺瑯アムケトルにしました。多数の色から選べて、どれも美しいです。

奥に見える珈琲豆を入れておく密封瓶は、セラーメイトの1Lのものです。もともと使用していたものがもう20年近く経ちますが、密封ゴムの劣化も無く、丈夫で長持ち。

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キッチンの奥には、新しく購入した食器棚を置きました。新しく購入といっても、昭和初期の食器棚を直してスチールの脚をつけたもの。アンティーク家具になると思います。

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珈琲カップは、こんな感じです。手前からWEDGWOODNORITAKEMOMAストアで取り扱っていたもので、一番奥のものだけ購入したものです。あとは、もらいものです。

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僕は、自転車に乗るのが趣味なんですが、かさばる自転車を美しく収納できるハンガーを探していました。バケツを横にしたようなポリプロピレンのハンガーはイギリス製、本国では7,000円ほどのものだそうですが、日本での定価は、24,150円!これは高すぎます。そこで検索エンジンを駆使してみつけました。WIGGLEでは、イギリスと同等の価格で購入できます。

自転車本体については、書きたいことが山ほどあるのですが、これについてはまたの機会にしたいと思います。

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最後にエントランスの木製框扉のガラスにひっそりと貼られた僕の事務所のサインについて。

昨年東京造形大学で開かれた白井晟一とグラフィックについてのシンポジウムですっかり明朝体にはまってしまい、サインフォントは明朝体を使用しています。ゴールドのカッティングシートのが渋いなあと、僕自身とても気に入っています。

問題だったのは、文字の大きさで、一文字、大きいものでも1cm程度でつくろうとしたのですが、どこに聞いても2.5cm以下は不可能とのこと。

そこでやはり検索エンジンを駆使して見つけたのが、株式会社ショーリンの伊藤さんでした。何度かサンプルをつくっていただいて、理想のものを実現していただきました。対応も早く、お安い。そしてこちらの会社もやっぱり大阪なんですね。大阪のクラフトマンの方々には脱帽です。

というわけで、僕とボスとボギーのふたりと一匹体制で新たにSmart Running一級建築士事務所始動しました。みなさま、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

次回は、事務所の家具や小物について書ければと思っています。