2015年4月4日(土)、事務所で使用していた食器を割ってしまって、これを補充するのに青山まで散歩を兼ねて行ってきました。
都心まで出るのでどうせだから以前から気になっていた洋食屋さんでお昼ご飯を食べることに。
お目当ての8 1/2は、東急大井町線の緑が丘駅から徒歩2分ほどの閑静な住宅街にあります。
僕はメンチカツをいただきました。しっかりとしたお肉は噛むほどに肉汁が滴り、懐かしい洋食屋さんの味を継承しながらも、新鮮な美味しさが口に広がる一品でした。酸味のあるデミグラスソースともよく合います。
妻はオムライスを注文しました。当然お料理をシェアします。ボリュームもあり、チキンライスの奥深い味わいがまた食べたくなる美味しさでした。
カボチャのポタージュもいただきました。一人前を二皿によそっていただきましたが、十分な量です。やさしい味わいにホッとします。
さてさて、グルメリポートのようになってしまいましたが、満腹、大満足の僕らは、散りはじめの桜を見ながら遊歩道を歩いて東急東横線の都立大学駅へ。ここから目的地の青山へ向かいます。
食器は青山のスパイラルマーケットで補充して、あとはお散歩です。
スイスの建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計したmiumiu青山店が完成したということで、早速見学します。法規制の範囲で容積一杯に建築をつくると、敷地形状に沿った箱のような建築になってしまいます。これを満たした上で、壁一面が突き出し窓のように開いて庇を形成するようなデザインを用いて、建築をフレーム化しているところが秀逸です。小手先のデザインではなく、単純で明瞭、けれどとびきりアクロバットな操作が、建築を決定している、こうしたアイディアの投入はもちろん商業施設であるからこそ実現可能であることもありますが、やはり勉強になります。また、彼らの十八番ともいうべき卓越したマテリアルがそこここに散りばめられてもいました。
続いて隈研吾設計の微熱山岳へ。地獄組みと呼ばれる木造の建築の手法を三次元化したファサードが目を引くパイナップルケーキのアンテナショップです。これ、サーフェイスデザインかと思っていましたが、構造としてもきちんと効いていました。外観を形成するこの特徴的な木組ほどには内部空間は劇的なものではありませんでしたが、大変目を引く建築であることには違いありません。ここの2階ではパイナップルケーキとお茶をごちそうになることが出来ます。美味しかったら買ってね、ということでもあり、商品を広く知ってもらおうということでもあると思いますが、ちょうどお茶の時間でしたので、下世話な話タダで美味しいケーキをごちそうになりました。
ここからうつわ楓をはじめ、いくつかの和食器のお店を覗いて回り、二度目のお茶はCOMMUNE246の中にあるSHOZO COFFEEで珈琲をいただきました。お店はこじんまりとした佇まいで、なかなかシャレていますが、珈琲はもう少し美味しいといいですね。
こちらのお店のお隣、ブルーボトルコーヒーが出来たばかりでお客さんの長蛇の列でした。落ち着いたら一度飲んでみようかしら。