僕は、身の回りのちまちまとしたものを買い集めるのが好きなのですが、買ってよかったなあと思えるものも多くあるので、せっかくなのでご紹介したいと思います。
今回は、「タカヒロ コーヒードリップポット 雫」の0.9Lです。
タカヒロのコーヒードリップポットといえば、プロも使っている名作なんですが、このS字カーブしている注ぎ口の径を7mmにまで細くしたのが「雫」になります。
コーヒードリップポットは、ポットの下部からS字にカーブした細長い注ぎ口が特徴です。これは、お湯の注ぎムラを少なくして、一定の湯量で注ぐことを可能にしているんですが、この「雫」、従来のものより注ぎ口が細いため、より繊細にドリップすることが出来るんです。
このポット、実際にドリップを体験したことは無かったのですが、20年以上使っていたものがついにダメになってしまったので、試しに買ってみることにしました。
感想を申し上げると、もう極上のドリップが可能になりました。ドリップが変わったことで、美味しい喫茶店の珈琲とほとんど遜色無いものを淹れることができるようになりました。
お家で珈琲を手淹れされるのであれば、絶対に買いだと思います。
お値段は定価だと税抜きで18,000円とお安くはありませんが、ネットで9,000円弱で購入できます。
とここで、皮肉屋の僕は「これはどうなんだい」という余計なことまで書いてしまうのですが、バルミューダから電気ケトルが販売されました。これも注ぎ口が珈琲ドリップを考慮していると考えられます。デザインも売りにしている同社ですから、きっと人気になるんじゃないでしょうか。実はこの形状の電気ケトルって、調べてみると他社でも色々出しているんですね。Russei Hobbsとか、ハリオとか、ドリッテックとか、BURUNOなんか。
それで、僕が気になるのは、珈琲を手淹れするのに沸騰したお湯を注がないだろうってことなんです。沸騰したお湯の温度を下げるために別のポットに移し替えるわけですから、注ぎ口がどうのこうのって言ってみても、どうも説得力ないかなあと思ってしまいます。
珈琲を淹れるためだけに電気ケトルを使うわけではないと思われるので、そんなに目くじら立てることも無いと思いますけど、でもこの注ぎ口は、珈琲淹れるのに適してますよって売りにしているようでどうもしっくりと来ないですね。
でも電気ケトルはティファールだけじゃないってことで、デザインも含めて生活を彩ることが出来ればいいのかな。個人的には、±0の電気ケトルとかrecolteのクラッシックケトルなんて素敵に思います。