皆さんは、手帳をお持ちですか。
もうすぐ2017年、既に手帳を購入された方も多いかと思います。
最近は、10月はじまりや4月はじまりの手帳もあって、自分の中での1年の節目を決めやすくもなっていますね。またスマホにも手帳機能があったりして、あえてかさばる手帳を持ち歩かない方も多いのではないでしょうか。
僕は、建築設計という仕事柄、月単位、週単位で仕事の進捗を考える必要があり、そうした週をまたぐ、月をまたぐという点では、紙媒体の手帳は重宝します。そして、何となくですが、1年を節目に考えていて、1月から新しい手帳というのが気持ちも新たにしてくれます。
今回は、僕が愛用している「ミドリ手帳 プロフェッショナルダイアリー」をご紹介します。
どんな手帳にするかは、まあ、自分にとって使いやすいとか、所有して嬉しいと思えるものを選べばいいのでしょうが、様々なスタイルのものがあって意外と迷ってしまうのも事実です。
僕の手帳の選び方は、次のようなものです。
1:コンパクトであること
2:月間(マンスリー)スケジュールが書き込めること
3:バーチカルタイプであること
4:方眼は嫌い
1については、僕は筆記用具やスケッチブック、コンパクトデジカメとバッテリー、財布、スマホ、キーケース、本などを常に鞄に入れているので、手帳はできるだけかさばらないものがいいという考えによるものです。
2は、月のスケジュールを俯瞰できること、また月をまたいでスケジュール確認できることを重要視していて、やはり建築設計を仕事にしていると、数ヶ月といった単位で段取りを考えないといけないことからも必要になります。
そして僕が最も重視しているのが3のバーチカルタイプです。
バーチカルタイプとは、1週間を見開きで確認できて、且つ日ごとに時間単位でスケジュールを書き込めるものです。これのいいところは、1週間でどのように仕事を組み立てるのか整理できて、打合せなどの時間も見やすく、打合せの前後にこれぐらい時間をとれるからこんなことできるなとか、考えやすいところでしょうか。
同じバーチカルタイプでも、僕が重視しているのは下部にメモ蘭がついていることです。ここに、例えば月曜日から木曜日までにこの物件のこの作図を完成させるということを線引きします。つまり横線で日をまたぎ、縦線で時間をまたぐという、すぐ視認できる使い方をしているんです。このメモ蘭がある手帳となると、結構絞られるんですよ。
とにかく僕にとっては、今日やること、1週間でやること、この打ち合わせまでにやること、月単位でやることというように、そういう時間のスパンの長短を行ったり来たりできる手帳であることが大切なんですね。
使い方はこんな感じ。
その日やることから長いスパンで作業することまで全部書き出して、一つ終われば「OK」文字で消していくという、これがまた気持ちいいんです。
ちなみに赤字は仕事、青字はうちのボスのスケジュール、黒字は私用と色の使い分けもしています。絵なんかはスケッチブックに描くので、これ以上の余白は必要ないかな。
コンパクトで、月間、バーチカルを網羅している手帳って意外と少ないです。以前は、デルフォニクスの同様の手帳を使っていましたが、これはこれで記載してあるタイポグラフィなんかも主張してなくて良かったんですけど、年齢を重ねて、もう少し落ち着いたデザインのものはないかな、それから手触りのいいコンパクトなものって探して、この手帳に行き着きました。
因に、ミドリ手帳には「MD NOTEBOOK」という凄くシンプルでグラフィックも美しい手帳があります。MD紙という肌触りがよく、書き心地も滑らかなこのシリーズ。バーチカルのものがないのが残念です。
新しい手帳で新年を迎える。
皆様、良いお年をお迎えください。