野口修アーキテクツアトリエ設計『四街道の家』写真撮影

こんにちは。2017年7月2日、曇り時々晴れたり雨降ったりのなかなか面白いお天気の中、「野口修アーキテクツアトリエ」の野口修一さんが設計監理された『四街道の家』の完成写真の撮影に行ってきました。

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ちょうどこのお家が出来上がった1年前、僕は建築写真家としてもやっていきたいなあと思っていました。まだ自分たちの設計した建築しか完成写真を撮影したことがなく、けれど自信も少しずつついてきていましたので、このお家の完成見学会に伺った際に、野口さんに撮影させてもらえないかと頼んでみたんです。

今思えば図々しいお願いでもあったわけですが、野口さんは快諾してくださいました。

ありがたやありがたや。

完成写真について、この頃から野口さんは、生活が見えることを大事にしようと思われていたので、お施主さんのお引っ越し後に撮りましょうということになりました。ご家族が住まわれてから、野口さんに追加のご依頼があり、造り付けのソファを作られたり、なんだかんだと色々あって1年が経ったというわけです。

雨続きで延期していた撮影も、この日は曇りということでやっちゃいましょうか、ということになりました。撮影前日はやはりぐずついた空模様でしたが、夕方劇的な晴れ間を拝むことが出来たので、これはもしかしたら明日は面白い天気になるんじゃないかと期待していたところ、予想は的中。厚い雲が低く立ちこめるその合間から時折覗く青い空。とても充実した撮影を行うことが出来ました。

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現在現像中につき、完成写真のお披露目はもう少し先になりますので、ここにはシーンショットを幾らか添付します。

撮影当日は、お施主さんご家族にとても良くしていただきました。美味しいお昼ご飯までごちそうになり、午後はそのままソファで昼寝したいなあと思ったほどです。この場をお借りして、お礼申し上げます。

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ふたりの息子さんたちも「ザ・男子」という感じで、とても面白かったです。お兄ちゃんは、ほ乳類最強は象だと力説してくれたんですが、野口さんが「いや、武井壮のほうが強いんじゃない?」とか言って彼を困らせたり、弟くんは弟くんで「セクシーダーンス、セクシーダーンス・・・」と変なリズムで歌い続けたりして、撮影しながらも楽しい時間を過ごしました。

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撮影を通じて「四街道の家」についても多くの発見がありました。ファインダーを通すことで、客観的に空間の切り取りを行なうことができます。これは言語的に建築を理解する方法としてとても良いですね。もちろん、対象となる建築が魅力的であったことは大きいのですが。

野口さん、こうした機会をいただき、改めてお礼申し上げます。

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