こんにちは。僕たちの事務所で設計・監理する新しいプロジェクトが始まります。
様々な廃棄物の収集・運搬、処理、リサイクルを行なっている会社の新社屋を設計させていただくことになりました。
築26年の重量鉄骨造2階建て、延べ床面積約200m2のビルをK社が購入し、新社屋としてリノベーションする計画です。
K社は、長年廃棄物処理に関わられてきました。スクラップアンドビルド、大量生産と消費が美徳とされた時代から、環境への配慮へと社会的意識の移行があってもうずいぶん経ちます。同社でも、そういった考え方を持たれていて、環境へ配慮したクリーンな廃棄物処理、再資源化に取り組んでいます。
今回の計画も、そうした資源の再利用という観点から、既存建築のリノベーションを選択されました。
僕たちもK社のそうした考え方に応えられるように、これから設計を進めていくつもりです。当然、躯体だけ残してピカピカのパッケージなんてダメなわけで、既存の建築の残せる部分は積極的に残しながら、26年前に設計された設計事務所さんとのコラボレーションというのかな、そういうことをやってみたいと思います。
完成は来年夏を予定しています。とても楽しみです。