千葉M邸完成写真と建物についての具体的な説明6 -2階個室まわり-

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こんにちは。

この夏、友人がキャンプを始めました。数年前まで僕は、2000mぐらいまでの低山登山をやっていましたが、千葉へ戻ってきてからはそれも遠ざかり、何かアウトドアでやってみたいなと思っていたところでした。友人のキャンパーデビューも後押しして、それでは僕もキャンプをやってみようと思うようになりました。

ギア選びからはじめて、来年の春を目指して準備を始めています。これについては、ブログでもご紹介していければと思っていますが、キャンプというフィールドであっても一過性の住空間を作る行為ですから、じっくり検討を重ねながら素敵なサイトを作っていきたいと思っています。

さて、『千葉M邸完成写真と建物についての具体的な説明』も6回目となりました。今まで僕たちが設計監理した建築について、写真の披露と簡単な解説を行なってきましたが、今回の住宅については、これからお家づくりを検討される方へ向けて少しでも有益な情報を載せられればと思い、できるだけ詳しく設計意図とそれによって実現した建物についてご紹介していければと思っています。

6回目となる今回は、2階の個室まわりについて解説していきます。

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まずは2階導線について。

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このお家は、基本的に総二階建てとなっていて、1階の部屋の上に2階の部屋があります。ですから1階の廊下の上は、同様に廊下、もしくは吹き抜けになります。また1階の各室は天井高が異なるため、2階では1階の天井高に沿うかたちで床がスキップすることになります。2階の天井高は、等しく揃えられているため、各室天井高が異なります。

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こうした設計によって、2階各室は壁で隣り合うことがなく、必ず導線空間を間に挟むことになり、また床がスキップしているため、視線の高さが異なります。こうした操作は、空間を立体的にとらえるとともに、実際の距離以上の空間的広がりを確保することができ、プライバシーの確保にも貢献しています。

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次に主寝室です。6畳という決して大きくない部屋面積ですが、主寝室から続くウォークインクローゼットを別途設けるとともに、この部屋の下が天井高の低い和室のため相対的に主寝室の天井が高くなるため、狭い印象を受けません。

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床は、1階と同じバーチの無垢フローリングです。壁は、外壁まわりについては建築基準法に則して石膏ボードにビニルクロス仕上げとしていますが、内壁については、構造用合板をそのまま仕上げに使い、これにウレタンクリアを塗っています。こうした操作は減額対応によりますが、意匠的にも均質な壁と粗野な合板のコントラストを狙ってもいます。天井は、垂木に構造用合板の野地板を表しで施工しています。この上に屋根断熱を敷いていますが、天井裏にグラスウールを敷くよりも断熱が効くようです。

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主寝室と階段を仕切る構造用合板の壁の上部は、ガラスの窓になっています。これは、暗くなってしまう階段室の明かりとりとして機能していて、建主さんが階段室にトップライトをつけたくないとおっしゃったことについての設計対応になります。

開口部は、大きな3枚引戸のアルミサッシとしており、室内側に手すりを設けています。これは、建主さんがひどい花粉症のため、布団を外に干さないで済むための対応です。この手すりに布団を掛けて干すため、開口を大きくとっています。お子さんの落下防止も兼ねていて、木材でしっかりとした手すりにしています。

こちらの主寝室、実際には旦那様は趣味のお部屋で寝ることになるようで、実質奥様一人のお部屋になるようですが、お一人でしたら十分な大きさですね。因みにこの主寝室のみ、プライバシー確保のため、引き戸より遮音性の高い片開戸を採用しています。

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お次は、趣味室と子供部屋といきたいところですが、こちらについては次回のブログで解説していきます。完成写真は、スケールを判断しやすいように椅子を置いたものも多いですから、部屋の大きさをご検討される際にもご活用いただければと思います。

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