La Casa di tutti(みんなの家)というイタリアンバル

こんにちは。

今回のブログでは、僕の事務所近くにある「La Casa di tutti」(みんなの家)というイタリアンバルについて書こうと思います。

「La Casa di tutti」は、京成千葉中央駅のすぐそば、路地をひとつ入ったビルの1階にあります。

僕よりずいぶんお若い小柄なお姉さんが料理をつくられていて、お姉さんと以前の職場で一緒だったお兄さんがホールを仕切られています。

たまにお兄さんがお休みの日には、お姉さんのお母さんや別のお姉さんがホールに入られていて、みなさんとても気さくで、お店の名前の通りアットホームな雰囲気です。

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事務所からすぐということもあり、僕は毎週ランチにお邪魔しています。多い時は、週に3回通ったこともあるほど、ここのパスタランチをとても気に入っています。

ランチは、2種類から選べるパスタランチの他、小鉢も付くドリアランチ、パスタの他にボリュームたっぷりの一口サイズのお料理を何種類も盛ったワンプレートが付いてくるピアノランチなんかがあります。

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パスタランチとドリアランチは、メインの他サラダ、ドリンク、パンが付いて(ドリアランチは小鉢も付きます)1100円、食べてみると分かりますが、この内容とボリュームでこのお値段は、お安いと思います。

サラダは、実に10種類くらい野菜が入っていて葉物野菜も種類が豊富で楽しいですし、カブやビーツ、西洋人参、ロマネスコやアメーラという品種のフルーツのようなトマト、季節によっては空豆やエンドウ豆が入って食べごたえもあります。味付けはオイルと塩胡椒、ビネガーとマスタードも入っているかな、シンプルながらとても美味しいです。

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パンは、西千葉にあるツイーゲルさんというパン屋さんのバゲットのようで、しっかりとした食感と粉の香りのする、素朴ながらもしっかりと味の濃いパンです。

僕が頼んだこの日のメインのパスタは、スモークサーディンとネギのオイルパスタでした。多分ディルだと思いますが、香草の香りがアクセントになって、また添えられた松の実の食感が楽しく、これまた非常に美味しいものでした。

パスタは、スパゲッティーニでもちっとした食感もありつつ、ちょうど良いアルデンテになっています。オイルパスタではありますが、そんなにオイリーな感じはなく、パスタに絡められたスープは、シェフ特製の野菜や魚介からとったスープがふんだんに入っています。オイルサーディンの風味を感じながらもスモークされていて、またネギと一緒に食することで、口に残る油っぽい感じが流されて、さっぱりといただける一品です。

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こちらのお店、開店して2年ぐらいになるでしょうか。昨年年が明けてからは、コロナ禍の中での営業で大変でした。最初の非常事態宣言の時には、他のお店もどこもそんな感じでしたが、開店していてもお客さんが居なくて店内ガラガラでした。今も時短要請とお酒の提供ができないため、夜は営業できなかったりと苦しい状況が続いています。

「La Casa di tutti」は、イタリアンバルということもあり、昼は素敵なランチをいただけますが、夜は豊富なワインと、これらワインにあう一品料理が用意されていて、一人でもゆっくりお酒を楽しみながら美味しいお料理に舌鼓を打つことができます。

そうしたお店なので、お酒の提供ができない状況は、お店にとって死活問題だと思います。もちろん飲食店はどこもそのような状態で、こうした状況が早く終わることを僕も願うばかりですが、それでもお昼ご飯を食べに通うことで少しでもお店の応援になれば良いなと思っています。

美味しいご飯は、人を幸せにしてくれます。食事は日常を彩る文化的規範であると、僕は、考えています。もちろんコロナを取り巻く状況が好転することを願うばかりですが、微力ではあっても一個人として食文化を応援すること、そうしたことが多くの人に広がることで、大きなうねりとなって文化的規範を底上げしていければいいのになあと思うのです。

というわけで、今週も「La Casa di tutti」で美味しいランチをいただいてきます。

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