雨の有野実苑オートキャンプ場で、初めてのお泊まりキャンプ

こんにちは。

ここのところ雨が降ることも多くなり、ジメジメとした日も多くなってきました。僕は、関東でもとっくに梅雨入りしたと思っていたのですが、まだのようですね。

さて、6月6日の日曜日から二日間、千葉県山武市にある有野実苑オートキャンプ場へ、初めてのお泊まりキャンプへ行ってきました。

キャンプ場は、週末どこも混んでいて予約の取れない状況です。それでも1日ずらして日曜日チェックインであれば、サイトも比較的空いていて静かにキャンプを楽しむことができます。

有野実苑オートキャンプ場は、千葉県のキャンプ場四天王とも言われている有名なキャンプ場です。歴史あるキャンプ場で施設も魅力的、子供の遊ぶ場所も多く、スタッフの方も皆さん親切です。巷では高規格なキャンプ場という位置づけになるそうです。各サイトは、8m角とさほど大きいわけではありませんが、サイトごと樹木に囲われていてお隣との距離もあり、プライベート感を楽しめます。植生が豊かで木々も大きく育っているのも、歴史あるキャンプ場ならではですね。敷地内の多くは砂利が敷かれ、サイトも砂利敷になっています。水捌けがよく、ペグも打ち込みやすいので、お天気の悪い日のキャンプにも良いかと思います。

今回、急に思い立って予約を入れたのですが、お天気は生憎の雨模様。それでも2日目は雨も上がるとのことでしたので、初めてのお泊まりキャンプにチャレンジしてきました。

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チェックインは午前12時、チェックアウトは翌日の午前11時です。サイトが空いていれば、午前10時のアーリーチェックインが可能ですが、日曜日の午前中はサイトもいっぱいのため、今回は通常のチェックインになりました。

有野実苑オートキャンプ場には、農園レストランが併設されています。ここで昼食を摂ることを計画して11時に到着。素朴でアメリカの田舎風の建築ですが、スタッフの方の目の行き届いた清潔感のあるお店です。スタッフの方達は、大変気さくで細やかな気遣いをしてくださり、居心地の良いものでした。

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新鮮な野菜をふんだんに使った創作イタリアンのお店ということで、ピッツアやパスタ、ステーキなどがメインです。単品でも注文できますが、前菜とドリンク、デザートの付いたランチセットがお勧めのようでした。こういう場所ですから、価格はお高めですが、気を使った食材と丁寧に調理されたお料理を食べることができます。

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食事が済むとちょうど12時を回っていたので、その足でチェックイン。コロナ禍での営業ということもあり、運営上チェックイン、チェックアウトの際の対応の他、場内での過ごし方などもとても気を使われていました。有野実苑オートキャンプ場には、場内に立派なお風呂があり、混雑時ですと抽選になってしまいますが家族風呂も用意されています。お風呂は別途料金がかかりますが、チェックイン時にお風呂の説明も受けますので、行かれる方は楽しみにされてください。今回雨に濡れましたし、気温も高かったため、じっとりと汗もかいて不快でしたが、夕方お風呂に入ってすっきりさっぱり生き返りました。キャンプ場でのお風呂、最高ですよ。

チェックインして、サイトに車を入れると設営です。来る途中にコンビニエンスストアで買っておいた雨合羽を着ての設営。小ぶりでしとしととした雨でしたので、それほど濡れず、ストレスも感じることなく1時間20分程度で、全て完了することができました。

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設営後はまずは珈琲を入れて一杯。至福の時です。キャンプ場で飲む珈琲は、いつ飲んでも格別の味わいです。キャンプでの最も贅沢な時間かもしれません。

その後は場内をお散歩したり、写真を撮ったりしてのんびり過ごしました。雨は降ったり止んだりでしたが、木々に囲まれた雨の小道を散策するのもなかなか良いものでした。

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夕方4時を回ると、焚火をしながら夕食の準備にかかります。

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この日の夕食は、いつも同じになってしまいますが、焚火で調理できるので牛ステーキと野菜のソテー。

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それから、こちらがメインですが、パエリアを作ってみることにしました。といっても本格的なパエリアはまだ敷居が高いので、カルディで買ってきたパエリアの素を使って調理します。それでもムール貝と小鯛の切り身は事前に地元のスーパーで用意しました。フライパンにオリーブオイルを敷いてニンニクと玉ねぎを炒めて、買っておいた魚介に軽く火を通します。火が通ったら魚介をお皿に移して、フライパンに無洗米を投入して炒めます。その後パエリアの素と水を加え、煮たったら魚介を戻して蓋をして炊き上げます。パエリアの素は、炊飯器で炊き込むタイプのものでしたが、調整しながら上手に作ることができました。お米は、少し芯が残るくらいの場所もあり、リゾットのような食感でこれまた美味しかったです。

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食後は、雨に濡れて汗もかいて、おまけに焚き火の臭いもついていたため、お風呂に入ってリフレッシュ。その後、夕飯の後片付けをして、就寝時間までゆっくり過ごしました。有野実苑オートキャンプ場は、消灯時間が午後10時30分と決まっています。サイト間にも距離があり、ファミリーキャンプの方ばかりですので、静かな夜を過ごすことができました。夜になると気温もぐっと下がり、肌寒く感じましたが、僕のテントでは、シェルターのテント内にもう一つ寝室用の小さいテントを入れているので、寝室内は全く気温も下がらず、Tシャツ一枚で朝までぐっすり眠ることができました。とはいえ、床に敷いたインフレーターマットだけではやはり家の寝具のような寝心地を確保するには至らず。今後この辺りを改善したいなあと思っています。

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翌朝は、朝6時に起床し、顔を洗った後、今回初投入のバウルーのホットサンドメーカーを使って朝食を作ります。ロースハムとチーズ、それからロースハムとポテトサラダをパンでサンドイッチして火にかけるだけ。普段僕は、朝食を摂らないのですが、キャンプで食べるホットサンドは間違いない美味しさで、ついつい食べ過ぎてしまいました。

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因みにバウルーのホットサンドメーカーは、現在通販サイトでは価格高騰していますね。販売している実店舗か、小売店が軒を連ねるネットショップサイト(アプリ)のBASEで購入されるのが良いかもしれません。僕もBASEで購入して、ほぼ定価で買えました。

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食後は、チェックアウトまでまだ余裕だななどとまったりしていたら、あっという間に午前10時になってしまいました。この時には「大丈夫、1時間もあるさ」なんてまだのんびり気分だったのですが、今回はお泊りキャンプということで荷物も多く、撤収に時間がかかってしまいました。片付けが終わってみれば、チェックアウト時間の11時ピッタリで、余裕なくバタバタとキャンプ場を後にしたのでした。何ごとも時間に余裕を持つことが、心の余裕にもつながるのだと肝に銘じ、次回のキャンプの教訓にしたいと思いました。

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このチェックアウトのドタバタ劇が最大の失敗でしたが、実は今回僕は、他にも細かく失敗をしました。一つは、テントをペグダウンする際にうっかりテントのスカートにペグを突き刺して穴を開けてしまったこと、他にも蚊取り線香にガストーチで火をつけたら側にあったテントに穴を開けてしまいました。

毎回何かしらやらかしてしまいますが、多分キャンプってそういうものなんだと考えるようになってきました。そうした失敗も織り込み済みでやらないと楽しいものも楽しめなくなるなと気づきました。完璧をキャンプに求めたら、リラックスもできなくなるなと。キャンプをしたら何らかの失敗はするもので、それすらも楽しめるようになったらキャンプマスターに近づくかもしれませんね。

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