『大鳩園キャンプ場』で雨のデイキャンプ

こんにちは。

暦はもう11月、あっという間に1年が過ぎていくのを感じます。もう1月以上経ってしまいましたが、9月の終わりに埼玉県飯能市にある入間川(旧名栗川)沿いの『大鳩園キャンプ場』へデイキャンプへ行ってきました。

今年の夏は、お盆前辺りからぐずついたお天気が続いていました。9月も夏の終わりを感じることも少なく、休日はいつも雨だったように思います。この日も午前中に雨が上がる予報でしたが、結局キャンプ中ずっと雨が降っていました。雨のキャンプもいいものだとそんなお話をよく聞きますが、設営や撤収のことも考えると、やはり晴れた日の穏やかなキャンプに期待してしまいます。

けれど、キャンプではお天気だけは逆らえないもの、設営や撤収はちょっと大変ですが雨にむせぶ自然の中に身を置くのも乙なものだと気持ちを切り変えてのデイキャンプとなりました。

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『大鳩園キャンプ場』は、入間川(旧名栗川)沿いに7箇所の駐車場が配置されていて、キャンプサイトも点在しています。駐車場からサイトまでは、川を渡って荷運びしなければならず、必ずしも便利な環境ではありませんが、その分サイトは自然の中に投げ込まれたような場所にあり、飯能の美しい景色を楽しむことができます。

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サイトは全てフリーサイトで、予約も不可。決められた時間の中で各々サイトを見つけて設営し、自己申告して利用料を支払うことになっています。設営していると管理人さんが料金を徴収しに来てくれますので心配しなくて大丈夫ですし、また無銭利用もできません。

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ここは直火での焚火が許されていて、ワイルドに焚火を楽しむのも良いですね。直火で焚火をした後の処理もしなくていいそうで、キャンパーが残していった燃え残った薪や灰の処理も管理人さんがやられていました。

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この日は日曜日ということもあり、僕が到着した時はちょうど土曜日から泊まりで来ていた方々が撤収作業をされていました。30分ほど待っているとテントやタープで所狭しと埋まっていたサイトも綺麗さっぱり片付けられて、僕がタープを張る頃には、ほとんど貸し切り状態となりました。

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そんな自由で気軽なキャンプ場ですので、中にはマナーの悪いキャンパーもちらほら見受けられました。焚火の残骸と一緒にタバコやゴミを放置していく人や、残った清涼飲料水を駐車場の地面に流していく人など、折角の美しい自然を楽しみに来たのですからマナーやルールを守りたいものです。

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さて、最小限の装備で早々に設営を完了したら、いつものことですがまずは珈琲を淹れて至福の時間を過ごします。ここは埼玉でも内陸に位置していますので入間川の水は透明で美しく、植生は千葉のそれとは異なってまるで森の人になったかのような感覚を覚えます。

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一服したら川沿いにキャンプ場を散策。ちょうどこの時間なんとか雨も上がったので起伏に富んだ地形を楽しみながら川音に耳を傾けました。夏でも川の水はとても冷たいとのことですが、それでも川に入って遊んだり、またスイカや飲み物を冷やしたりするそうで、来年の盛夏にまた着たいなと思ったのでした。

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散策から戻ったらハンバーガーを作って昼食を摂りました。ハンバーガーを作るのに色々調べたんですが、ハンバーガーのパテって牛肉100%で繋ぎなしが一番おいしいですね。今まで家で作るハンバーグをパンに挟んで食べてもハンバーガー屋さんの味と全然違ってガッカリしていたのですが、今回は正にハンバーガーショップの味を楽しむことができました。因みにパテの他チーズとアボカド、トマトを挟んで贅沢バーガーにしました。

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雨も降っていたので焚き火はせずに、ただただマイナスイオンに満たされたこの自然に身を置いて、ゆったりとした時間を過ごしました。僕も幾らかキャンプ場を訪れてみて、その中でも自然の中に身を投げ出すようなキャンプ場って良いなあと思います。

その後雨も強くなってきたので、17時まで利用できましたが15時には撤収して帰路につきました。キャンプにもだいぶ慣れてきたので、デイキャンプはちょっと贅沢なピクニックという感じで楽しめるようになってきました。ここは秋の紅葉の季節も良いでしょうね。あまり寒くなる前にまた行きたいなあと思っています。

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