こんにちは。
3月ですね。春です。ここのところ気温も上がり、春らしい日が続いています。僕も冬物のコートから薄手の上着に衣替えしました。街を歩く人の姿も軽やかに感じます。
先日株式会社ハーツが運営するサイト『プラナビ』の編集長の上野さんからお電話をいただきました。『プラナビ』は「家を"買う"ものから"創る"ものへ」という理念のもと多くの建築にまつわる情報を提供するニュースコンテンツです。上野さんは、以前僕の事務所に来てくださって取材をしてくださいました。その際に建築家のお勧めするブランドや商品についてお話ししたことを覚えてくださっていて、今回プロダクトとして照明器具を展開している関西の企業、というより工房と言ったほうが良いかもしれませんが、からタイアップのお話を頂いたのでした。
上野さんは、その照明器具を作られている工房まで足を運ばれて、代表兼デザイナーの方とお話をされたそうです。代表は職人気質ということで、まだブランド名をここに書くことはできないのですが、僕も過去に何度か、空間に呼応するための装置として照明器具を使わせていただきました。
今回、同ブランドの商品を使った上で、日が暮れてからの照明の雰囲気を見ていただく内覧会を開催するという条件のもと、照明器具を安くご提供いただけるというお話をいただきました。もちろん建主さんのご承諾を頂ければの話ですが、現在新居を検討されていて照明器具にもこだわりがあるという方には朗報かと思います。とても素敵な照明器具を展開されているブランドですので、僕の事務所に新築やリノベーションの設計を頼みたい、ここの照明器具を使いたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。僕の事務所は、千葉県千葉市中央区にある「Smart Running一級建築士事務所」です。
さて、話は変わりますが春の気配に誘われて、2月27日の日曜日に千葉市にある「昭和の森」の梅園へ行ってきました。当日は、梅まつりが開催されていて、梅の鑑賞会が行われ屋台も出ていました。
僕のお目当ては、梅園の梅の花をカメラで撮影することでした。最近どこかへ出かけて花を撮るということから遠ざかっていたので、久しぶりに腰を据えて写真撮影に興じてみたいと思ったのです。
今回持参した機材は、ミラーレス一眼のSONYのα7RⅡにマウントアダプターを介して使用するm42マウントのレンズを2本です。レンズはどちらもオールドレンズで、一つは旧東ドイツで作られた「Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50mm F1.8」、もう一つはPENTAXの「Super Takumar 50mm F1.4 」の前期8枚玉になります。どちらもオールドレンズならではの癖のあるものです。
この日は風が強く吹いていましたが、梅園は、周囲を木々に囲まれているせいか気になるほどではありませんでした。むしろ冬の凛とした冴え渡る空気に、春の到来を感じる柔らかで弾力のある空気が混ざり合って、僕の興味も花そのものよりも梅園を包摂する空気というか気配の方へ移って行きました。
たっぷり2時間ほど撮影をして、梅園を後にしました。前半はパンカラー、後半はスーパータクマーで梅を撮りましたので、ここに掲載している写真もその順番にしています。両方のレンズともそれぞれ特徴的な解像をしていると思いますので、どこまでがパンカラーでどこからがスーパータクマーかすぐお分かりいただけるのではないでしょうか。
オールドレンズは、その一つ一つに歴史があり物語があるので面白いですし、現代のレンズにはない独特の描写、解像をしますので味わい深く、撮影していても楽しいものです。機会がありましたら今後オールドレンズ紹介などもしてみたいと思いますが、もしご興味がありましたらネットやYouTubeをサーフィンされてみてください。
それにしても3月は年度末ですし、気候も周辺環境も大きく変わります。急激な変化に自律神経に不調がでたり、鬱々としてしまったり、なんとなく心がざわついてしまうことも多いようです。僕の周囲でもそうした話をよく耳にしますし、かくいう僕もその一人なんですが。まずは規則正しい生活を心がけて、自分に無理な負荷を掛けないように過ごしたいですね。季節の変わり目、皆様もどうぞご自愛くださいませ。