『別冊太陽「小さな平家に暮らす」』写真掲載

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こんにちは。

ゴールデンウィークも終盤、僕は5月3日に千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」へ行ってきました。「クルックフィールズ」は、音楽プロデューサー、ミュージシャンの小林武史氏が総合プロデュースされた「食」、「農」、「アート」をテーマにした複合型屋外施設です。オーガニックファーム、酪農場、養鶏場を主軸にアート作品、ダイニング、宿泊施設などが点在しています。

2019年のプレオープンから現在も整備が続けられており、今年の秋にはグランドオープンするのではと予想されますが、それ故今現在入場料が無料のためデイでの公園施設利用もできます。ただし、マイボトル以外の持ち込みができないため、飲食については施設内の利用をしなければなりません。しかし、施設内で販売されている食べ物や飲み物は、決して安価ではないもののオーガニックな食材を使用した美味しいものが豊富に揃っていて、食事目的で訪れるのも良いかと思います。

僕は、サラダ一皿に盛り付けられるように選定された、珍しい野菜を獲ることのできる収穫体験をしたり、猪肉や鹿肉のジビエ料理を楽しんできました。

施設内も広く、グランドオープン前ということもあり、まだ混雑していないのでご興味がありましたらドライブがてら行かれてみてください。東京資本の人造的なテーマパークではなくて、太陽光発電などテクノロジーを活用しながら程よいゆるさをもった近未来的な里山の風景を体験できると思います。

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閑話休題。平凡社から『別冊太陽「小さな平家に暮らす」』が出版されました。ここに野口修アーキテクツアトリエの野口修一さんが設計監理された「鎌ヶ谷の家D」が掲載されています。

そして今回、同住宅を撮影した僕の写真が使用されています。

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「太陽」は、僕にとって非常に思い入れのある雑誌です。学生時代、もう30年も前のことですが僕は気になる特集があると購読していました。当時は月刊誌で、その後季刊誌になったのかな、今は「別冊太陽」が不定期に出版されているのみですが、特集の面白さ、内容の濃さ、紙面を飾る写真やグラフィカルなビジュアルの素晴らしさにワクワクしたものです。10代後半から20代前半というのは、その後の人格形成の核になる時期であると思います。その期間に出会ったものやこと、吸収した知識や体験など、趣味嗜好や感性に関わる部分、思考の組み立て等、僕という人間の血肉になっているんだと思います。「太陽」は、少なからず「僕」を形成したものの一つであり、今回そうした思い入れのある雑誌に自身の写真が掲載されたことをとても嬉しく感じました。

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手垢にまみれてはいますが、当時の「太陽」を今でも大事にとっています。その中でも僕にとって思い出深いものを幾らかここに紹介しておきます。どれも豊富な情報量と鋭利な切り口、そして非常に趣味性の強い内容に、久しぶりに頁を捲りながら時間を忘れて読み耽ってしまいました。

つい嬉しくなって自分のことばかり書いてしまいましたが、今回の件はもちろん野口さんの設計された住宅が素晴らしかったからで、その上で雑誌のテーマにも沿っているからこそ掲載が叶ったものです。素晴らしい住宅を撮影させていただけたことに、この場をお借りして野口さんにお礼を申し上げたいと思います。

掲載された写真をあらためて客観視してみると、正直今現在の僕のスキルからしてお恥ずかしいと思う部分も少なからずあります。撮影当時はこれがベストだったわけですが、まあそう思えるということは僕も成長しているということですし、これからもまだ伸び代があると思って精進を重ねたいと思います。建築家が丹精込めて作られた作品の持つ体験的感動をできるだけ素直にトレースすることを心に留めながら、これからも撮影活動をしていきましょう。

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