花を贈る -tomoさんのつくる花束-

こんにちは。

2022年6月25日から28日まで小田原の伊豆箱根鉄道大雄山線の井細田駅に隣接したギャラリー「dot.」で岡村ミユさんの2回目となる個展が開催され、その初日に僕はお伺いしたのですが、その際岡村さんの個展開催を祝して花束をお贈りしました。

花束は、僕のお友達のお花屋さんであるtomoさんにつくっていただきました。tomoさんは、普段お花屋さんとして働かれていますが、ジュエリー作家のナオミさんとお二人で「ito」というイベントをコンスタントに開かれていたり、その他にも多くのイベントに参加されたり、著名な方のお庭づくりのお手伝いをされていて、お花を主軸にしたご活躍をされています。

何よりtomoさんのお花は、洗練されていて美しいのです。正に感性の人という言葉がぴったりの方で、言語的だったり説明的なものを一切取り払って、心の芯にズドンと撃ち込まれるような、感情を揺さぶるお花をつくられます。そんな僕の大好きなtomoさんのお花を、やはり僕の大好きな岡村さんにお贈りして、岡村さんの個展会場に添えられることに喜びを感じたのでした。

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実は岡村さんの個展開催期間中、tomoさんもナオミさんと東京の中目黒で『ito11』を開催されていました。僕は岡村さんの個展会場にお花が届けられて会場に彩りが添えられたのを見て、やっぱりtomoさんにお会いしてお礼を申し上げたいな、と思いました。

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岡村さんの個展会場を後にして中目黒まで車を走らせると、空は黄昏時のブルーグレーに染まっていました。この辺りなんだけどな、と街をキョロキョロしながら歩いていると、小さな鉄筋コンクリート打放しのビルのガラスのファサード越しにtomoさんと目が合いました。tomoさんは、僕が小田原に居ると思われていたのでびっくりされていましたが、お互い再会を喜びました。

まずは素敵なお花をつくってくださったお礼を申し上げてから他愛のないお話をしていると、外出されていたナオミさんも戻ってこられて、再度再会を喜びました。雑談の最中もぶらりとギャラリーに入ってこられるお客さんもいらっしゃって、『ito11』のご盛況な様子に僕も嬉しくなりました。

そうこうしていると、tomoさんがカウンターの奥からマスキングテープで可愛くラッピングされたチーズケーキを出されて「よかったらご一緒しませんか?」とお誘いいただきました。なんでもtomoさんのお知り合いのお料理をつくられている著名な方が来訪された際に手作りのチーズケーキをご持参いただいたとのことで、「皆さんで食べてくださいとおっしゃられていたので、みんなで食べましょう」とおっしゃってくださり、僕もご相伴に預かることになりました。

濃厚なチーズのコクとレモンの爽やかさが程よく、後味も軽くすっきりと感じていくらでもペロリと食べられてしまう美味しいチーズケーキでした。何よりtomoさんやナオミさんとホールのケーキをシェアしていることが嬉しくて、美味しさも増していたように思います。tomoさん、ナオミさん、ごちそうさまでした。

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僕がtomoさんにお会いするのに中目黒まで来たのは、一つには岡村さんへお贈りいただいた花のお礼をしたいということでしたが、もう一つ、岡村さんにおつくりいただいた花があんまり素敵だったので、僕自身のためのお花もつくっていただければという思いからでした。

その旨tomoさんにお伝えすると、tomoさんはすぐにお花を選んでまとめてくださり、花束にしてくれました。tomoさんにつくっていただいた花束、そして自分自身のための花束なんて、なんて贅沢で素敵なんだろうととても嬉しくなりました。

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tomoさん、今回素敵な花束をおつくりいただいて、改めてお礼申し上げます。お譲りいただいた花束は、帰宅してから花瓶へ移し、家に彩りを添えてくれました。ちょっとしたことで花を贈ったり、自分自身にプレゼントしたりするのは、とても良いことだなあと思いましたし、これからもtomoさんにお花をつくっていただきたいなあと思っています。多分、何気ない日常に彩りを与えてくれるものだと思います。

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