「L」と一致するもの

「僕たちが生きるこの世界」という場合の「世界」という言葉について、僕はいつも抽象度を上げてイメージします。ミシェル・フーコーが『言葉と物』で提示した「エピステーメー」に近いかもしれませんが、言葉と物が関係を結ぶフレームのようなもの。しかし、時代によってこのフレーム自体が変異してもいきます。

2001年に講談社現代新書から出版された東浩紀著『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』は、オタクの嗜好、行動様態を用いてゼロ年代の「僕たちが生きるこの世界」をフレーム化しています。

映画『コクリコ坂から』に学ぶ

スタジオジブリ制作、宮崎吾朗監督による劇場版アニメ作品。

2011年公開。

原作は、高橋千鶴(作画)・佐山哲郎(原作)による1980年『なかよし』(講談社)連載の同名漫画。

 

港南学園高等部に通う女子高校生「海」と同校新聞部部長「俊」の恋愛物語です。文化部部室棟「カルチェラタン」の保存運動を軸に物語が構成されています。

ボクらはなにを選んだ?

ブログタイトルの「ボクらはなにを選んだ?」は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONに敬意を表して、彼らのアルバム「ランドマーク」に収録されている「1980」の歌詞の一節、「右の手にペンを持って僕らは何を選んだ?」から決定しています。