「建築」と一致するもの

こんにちは。

6月25日の土曜日、小田原在住の絵画作家である岡村ミユさんの個展が開かれており、僕は車を走らせて小田原まで行ってきました。場所は、伊豆箱根鉄道大雄山線の井細田駅に隣接したギャラリー『dot.』。一年ぶりの岡村さんとの再会を喜び、また数々の作品を堪能してきました。個展開催のお祝いは、お花作家であるtomoさんの花束を用意しました。ちょうど同日、東京の中目黒でtomoさんもお友達のnaomiさんとお花とアクセサリーのイベントを開催されていましたので、千葉へ帰る途中にこちらにも立ち寄らせていただき、家に飾るお花を作っていただきました。

この日は、僕が大好きな作品を作られている作家さんたちとお会いできて、本当に幸せな時間を過ごすことができました。これについては、お話ししたいこと、記しておきたいことがたくさんありますので、詳細を後日ブログに書きたいと思っています。

さて、以前僕の事務所(Smart Running一級建築士事務所)で設計監理をした神奈川県藤沢市にある『ココロまち診療所』のサテライト施設が完成したため、内観写真をお披露目しました。今回は、同施設のスナップ写真を掲載いたします。

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こんにちは。

僕は、以前建築系の専門学校で非常勤講師をしていたことがあったのですが、その時にお世話になったYさんが5年ほど前に学校を退職され、千葉で貸別荘を営まれているお義父様をお手伝いするために九十九里に移住されているとのご連絡をご本人からいただきました。1月ほど前Yさんがわざわざ僕の事務所まで来てくださり、一度遊びにいらっしゃいとおっしゃってくださいました。

こちらの貸別荘は、千葉県山武郡横芝光町にある「バーネットビレッジ」といいます。一泊から一週間一棟貸ししていて、家族やグループでバーベキューを楽しんだり、海水浴などの拠点とするのに人気だそうです。Yさんのお義父様が30年前に始められたとのことで、今後建物の改修なども考えられているため、そういったことも見て欲しいということでしたので、6月の半ばに9割遊び、1割視察で訪問してきました。

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こんにちは。

6月に入って最初の土曜日に、湯浅政明監督のアニメーション映画「犬王」を鑑賞してきました。この映画は、製作陣、キャストとも豪華で、脚本に野木亜紀子、キャラクター原案を松本大洋、音楽を大友良英アヴちゃん森山未来などが声優を担当し、サイエンスSARUが制作を務めました

室町時代、平家の呪いによって異形に産まれたダンサー(能楽師)である犬王と盲目となったミュージシャン(琵琶法師)である友魚(友有)が稀代のポップスターへと成り上がっていくというお話です。

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こんにちは。

今年も4月から東京造形大学での授業が始まり、また現在進行している工事の定例会議やご依頼いただいた建築写真撮影なども重なり、忙しい毎日を送っていました。そんな中GWにしっかり休暇を取れなかったこともあって、5月の半ばにお友達家族と茨城県久慈郡大子町にある大子公園広域オートキャンプ場『グリンヴィラ』へ2泊3日のコテージ泊をしてきました。

このキャンプ場は、一般財団法人大子町振興公社により運営されていて、公営のキャンプ場になります。民間に比べて施設やサービスが劣るという印象のある公営キャンプ場ですが、『グリンヴィラ』は、ゆとりあるサイトや充実した施設、スタッフの方も皆さん親切でサービスも行き届いた高規格なキャンプ場になります。敷地内には温泉施設があり、公園、プールもキャンプ場に隣接しています。公営なので利用料もリーズナブルで、いいことずくめの旅となりました。

お友達家族は下の子がまだ産まれて4ヶ月ということもあり、今回はコテージ泊となりましたが、初日の夕飯以外は庭にタープを張ってのお外ご飯、焚火をしながらキャンプ気分を楽しみました。道中購入した軍鶏肉を鍋や焼鳥にしたり、バターチキンカレーやトルティーヤを作ったりと、凝った料理に舌鼓を打ち、のんびりとした休暇を満喫してきました。

コテージもファミリー向け、グループ向けと広さの違うものが用意されている他カーキャビンなどもあり、キャンプをしない方にとってもちょっとしたリゾート施設として利用できると思います。僕も今度はテント泊するのに再訪したいと考えています。

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こんにちは。

僕の事務所で設計監理して2015年に完成した「モンタージュ2」という高床式の平家の住宅があります。今回このお家が、「住む人」と「住まいの専門家」をつなぐ、家づくりのためのサイトである「HOUZZ」「猫好きが暮らす9つの家」という特集で掲載されました。

このお家の小梅ちゃんという三毛猫が、猫用出入り口から顔を覗かせたところを僕がスナップした1枚なんですが、可愛らしく撮れていますのでここに紹介しておきますね。

さて、僕の事務所では神奈川県藤沢市の診療所のサテライト施設を設計監理していました。この施設は計画から実現まで紆余曲折あり、上棟してからも一時工事がストップするなど苦労した計画だったのですが、この春ようやくお引き渡しを完了しました。まだ外構工事が残っていますが、僕も建主さんに無事お引き渡しができたことにほっとしています。

この建築では、既製家具では対応できない幾らかの造作家具の設置が必要でした。もちろん工事を請け負っていただいている工務店さんにつくっていただくこともできたのですが、今回僕がどうしてもお願いしたい木工房があったので、そちらに無理を言って対応していただきました。

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こんにちは。

ゴールデンウィークも終盤、僕は5月3日に千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」へ行ってきました。「クルックフィールズ」は、音楽プロデューサー、ミュージシャンの小林武史氏が総合プロデュースされた「食」、「農」、「アート」をテーマにした複合型屋外施設です。オーガニックファーム、酪農場、養鶏場を主軸にアート作品、ダイニング、宿泊施設などが点在しています。

2019年のプレオープンから現在も整備が続けられており、今年の秋にはグランドオープンするのではと予想されますが、それ故今現在入場料が無料のためデイでの公園施設利用もできます。ただし、マイボトル以外の持ち込みができないため、飲食については施設内の利用をしなければなりません。しかし、施設内で販売されている食べ物や飲み物は、決して安価ではないもののオーガニックな食材を使用した美味しいものが豊富に揃っていて、食事目的で訪れるのも良いかと思います。

僕は、サラダ一皿に盛り付けられるように選定された、珍しい野菜を獲ることのできる収穫体験をしたり、猪肉や鹿肉のジビエ料理を楽しんできました。

施設内も広く、グランドオープン前ということもあり、まだ混雑していないのでご興味がありましたらドライブがてら行かれてみてください。東京資本の人造的なテーマパークではなくて、太陽光発電などテクノロジーを活用しながら程よいゆるさをもった近未来的な里山の風景を体験できると思います。

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こんにちは。

ゴールデンウィーク(GW)が始まりました。今年は外出自粛要請がありませんので、遊びに出かけられる方も多いのではないでしょうか。

GWの初日、僕は、午前中家の掃除をした後午後たっぷり昼寝をしてから近くの映画館で「呪術廻戦0」を観てきました。夜一人で映画鑑賞なんて何十年ぶりという感じで、それだけでワクワクした休日でした。最近のアニメーション映画は、その完成度に舌を巻くばかりですが、格闘シーンなど激しい動画表現の素晴らしさはもちろん、静的な場面でのシーンカットは写真表現にも通じるものが数多くあり、ついついそうした見方で映画を観賞してしまいました。

さて、少し前になりますが、関東では桜が満開の頃、3月の終わりにマンションリノベーションの完成写真を撮影しに東京まで行ってきました。

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昭和の森 梅まつりで春を愛でる

こんにちは。

3月ですね。春です。ここのところ気温も上がり、春らしい日が続いています。僕も冬物のコートから薄手の上着に衣替えしました。街を歩く人の姿も軽やかに感じます。

先日株式会社ハーツが運営するサイト『プラナビ』の編集長の上野さんからお電話をいただきました。『プラナビ』は「家を"買う"ものから"創る"ものへ」という理念のもと多くの建築にまつわる情報を提供するニュースコンテンツです。上野さんは、以前僕の事務所に来てくださって取材をしてくださいました。その際に建築家のお勧めするブランドや商品についてお話ししたことを覚えてくださっていて、今回プロダクトとして照明器具を展開している関西の企業、というより工房と言ったほうが良いかもしれませんが、からタイアップのお話を頂いたのでした。

上野さんは、その照明器具を作られている工房まで足を運ばれて、代表兼デザイナーの方とお話をされたそうです。代表は職人気質ということで、まだブランド名をここに書くことはできないのですが、僕も過去に何度か、空間に呼応するための装置として照明器具を使わせていただきました。

今回、同ブランドの商品を使った上で、日が暮れてからの照明の雰囲気を見ていただく内覧会を開催するという条件のもと、照明器具を安くご提供いただけるというお話をいただきました。もちろん建主さんのご承諾を頂ければの話ですが、現在新居を検討されていて照明器具にもこだわりがあるという方には朗報かと思います。とても素敵な照明器具を展開されているブランドですので、僕の事務所に新築やリノベーションの設計を頼みたい、ここの照明器具を使いたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。僕の事務所は、千葉県千葉市中央区にある「Smart Running一級建築士事務所」です。

2022.02.27 昭和の森公園 梅園-1.jpg

こんにちは。

2022年2月5日の土曜日、千葉市美浜区にあるマンションのフルリノベーションの工事請負契約に立ち会ってきました。

この計画は、中古で購入された延べ床面積100m2弱の高層マンションの一室の全面改修になります。建主さんは、お若いご夫婦とまだ小さいお子さんの3人のご家族で、僕の事務所へ訪ねてこられたのはもう1年以上前になります。マンション探しから始まり、昨年はじめにご希望の物件が決まってから計画がスタートしました。

奥様は美術大学出身で、今回の計画でご自身にとって理想の住まいをつくられることを望まれていました。もちろん、お家をつくられる方は皆さん理想の住まいを実現したいと思ってらっしゃいます。しかし、こちらの建主さんは、デザインの細部、照明器具や金物の一つまでこだわられて、僕と一緒に一つ一つ設計を積み上げながら図面を完成していきました。つまりは、建主さんと僕のコラボレーションによる計画ということになります。案を繰り返し練り上げ、結果的に新築住宅並に時間もかかったわけですが、今回ようやく工事請負契約に至りました。

今回の工事では、建主さんご自身で施工する箇所もあり、まさに建主さんと設計、施工の三者でつくりあげるお家になると思います。工事の進捗については、今後このブログでも書ければと思っています。

建主さんと工事請負契約をされたのは、千葉県船橋市にある株式会社持井工務店さんです。持井工務店は、大正13年創業の老舗工務店で、現在の社長は四代目になります。木造建築のプロフェッショナル集団で、職方さんの腕の良さには目を見張るものがありますし、材木問屋さんよりも抱えてらっしゃる木材が多いんだそうです。そんな持井工務店とまだ新築のお仕事をご一緒したことはないんですが、以前やはり美浜区のマンションのキッチン廻りのリノベーションをやっていただき、その時はキッチンを完全造作で作っていただきました。その完成度の高い仕事は、惚れ惚れするものでした。木材を無垢で使用する箇所は、社長自ら樹種を選んでくださり、僕の予想を遥かに上回る材を使っていただきました。またお仕事をご一緒したいなあと思っていた矢先、今回の計画があり持井社長にお声がけしたのでした。

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こんにちは。

僕は、最近ミニマリストというスタイルに少しだけ興味を持っています。ミニマリストというのは、最小限を意味する「ミニマル」の造語で、ものをできるだけ減らして最小限のものだけで生活を送る人のことを指します。断捨離と似ていますが、断捨離はいらないものを処分することですので、同じではありません。

僕は、ものを最小限にするミニマリストの生活様式に興味があるわけではなくて、自分にとって愛情を注げるものだけを身につけたり身の周りにおいて生活すること、つまり自分が大切に思えるものに囲まれて日々を過ごすということを見直したいと思っています。そのために不要なものを整理しながら、衝動買いなどせずに足りないものを厳選して揃えていこうと思っています。例えば服なんかも素敵だなと思って購入を考えるだけでなくて、この種類の服が必要だという視点を加えるだけで、クローゼットが整理されるように思うのです。

まだ具体的にこうしようと明確な考えがあるわけではありませんが、身近なところで鞄とその中身を見直してみようかなと思っています。ガジェット類も増えてきましたし、ちょっとした外出にカメラも携帯することが多くなってきました。そうしたことに気を使うことで、物理的にものが整理されるだけでなく、気分的にも明るくなるのではないかと考えています。ものを厳選するためにものを調べるという行為も楽しいですし、そんなことをまずはやってみて、良かった点があれば、ものなり整理術なりこのブログでも今後ご紹介できればと思っています。

さて今回は、野口修アーキテクツアトリエを主宰されている野口修一さんが設計された『ぼくらの家』の外構写真に合わせて幾らかスナップ写真を撮影してきましたので、掲載いたします。

硬質で透明な冬の空気感を感じていただけましたら幸いです。そして写真に建築を通じて生活の欠片を見ていただけるようであれば、なかなか上手く撮影できたのではないかと思います。

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