「デザイン」と一致するもの

みなさま、あけましておめでとうございます。

2017年が、僕たちの事務所にとっても、みなさまにとっても良い年になりますようお祈り申し上げます。

さて、昨年2016年の12月28日(水)、藤沢のあおいけあ小規模多機能型居宅介護施設「おとなりさん」の現場定例会議がありました。

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皆さんは、手帳をお持ちですか。

もうすぐ2017年、既に手帳を購入された方も多いかと思います。

最近は、10月はじまりや4月はじまりの手帳もあって、自分の中での1年の節目を決めやすくもなっていますね。またスマホにも手帳機能があったりして、あえてかさばる手帳を持ち歩かない方も多いのではないでしょうか。

僕は、建築設計という仕事柄、月単位、週単位で仕事の進捗を考える必要があり、そうした週をまたぐ、月をまたぐという点では、紙媒体の手帳は重宝します。そして、何となくですが、1年を節目に考えていて、1月から新しい手帳というのが気持ちも新たにしてくれます。

今回は、僕が愛用している「ミドリ手帳 プロフェッショナルダイアリー」をご紹介します。

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2016年6月22日、曇りときどき雨。薄く低い雲に覆われたその日は、深谷の住宅で、お施主さんを交えての仕上げ材の決定が行なわれました。

具体的には、玄関扉、軒天の塗装色決めと床の一部に使われる長尺シート、壁紙を選定することが打ち合せの内容でした。

僕は、予定時間より少し早く現場入りし、工事の進捗状況を確認していきます。外壁の出来具合、階段や手摺の確認など。事前に工務店と打合せを重ねてきた結果として、非常に精度の高い施工がなされていました。

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立て続けにブログ更新です。

前回は、僕が東京造形大学室内建築専攻領域で教えている「建築CAD」という授業の、そのさわりを記述しました。CADを使うことは道具を使うことに過ぎない、これを用いて建築製図が出来るようになること、そして建築製図の作図技術を用いて自身の設計を実現できることが目的なのだと書きました。

では、実際にどのような授業を行っているのか、詳細を記したいと思います。

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2015年12月より、『学大と建築家(ガクダイトケンチクカ)』が始動しました。

『学大と建築家(ガクダイトケンチクカ)』は僕を含む5組8名の建築家が集い、東急東横線の学芸大学駅にある株式会社ツインシップという不動産屋さんの2階を拠点として活動する組織です。

2016年1月16日土曜日、武蔵野美術大学建築学科では、卒業制作作品の公開審査が行なわれました。これは、教授他非常勤講師を含む総勢30名を超える審査員により審議され、一日をかけて金賞、銀賞、銅賞、奨励賞の各賞を決定するものです。

僕も公開審査に参加したのですが、ここでは私見による作品講評をするのではなくて、学生の作品をテキストとして私自身の批評のアップデートを試みたいと考えています。

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千葉里山の住宅が完成し、外構工事も概ね終わりを迎えました。

最後に、この住宅の成り立ちについて書こうと思います。

当然建築を設計し、施工する過程で一貫したコンセプトがこれを背骨のように貫くこと、そうした思考の徹底こそが建築をつくる上での醍醐味だと思っているわけですが、ここでは単純にコンセプトを述べるというよりももう少し深度を下げて、「引用」という側面を用いてこの可愛らしくささやかな住宅を紐解いていきたいと考えています。

以下、思考のスイッチを切り替えるために、文体を変えて表記しますことをお許しください。

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