12月17日水曜日晴れ、僕と事務所のボスのふたりは、千葉の外海に面した小さな街、大原駅に降り立ちました。千葉里山の住宅の、鉄骨と板金の打ち合わせのためです。
今回現場を仕切る監督さんは、僕たちの事務所のコンバージョンの現場管理もしてくれた仲佐さん、監督であり、大工さんでもあります。仲佐さんは大原のご出身で現在もこの街に事務所を構えています。それに鉄骨屋さんも板金屋さんも勝浦の方、ならば大原で打ち合わせといきましょうとなった訳です。
ブログタイトルの「ボクらはなにを選んだ?」は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONに敬意を表して、彼らのアルバム「ランドマーク」に収録されている「1980」の歌詞の一節、「右の手にペンを持って 僕らは何を選んだ?」から決定しています。 ここでは、僕が生業としている建築と日常の仕事ではおさまりきらないデザイン、アート、サブカルチャー、思想等について日々思うことを、横断的に書いていければと思っています。
12月17日水曜日晴れ、僕と事務所のボスのふたりは、千葉の外海に面した小さな街、大原駅に降り立ちました。千葉里山の住宅の、鉄骨と板金の打ち合わせのためです。
今回現場を仕切る監督さんは、僕たちの事務所のコンバージョンの現場管理もしてくれた仲佐さん、監督であり、大工さんでもあります。仲佐さんは大原のご出身で現在もこの街に事務所を構えています。それに鉄骨屋さんも板金屋さんも勝浦の方、ならば大原で打ち合わせといきましょうとなった訳です。
2014年12月5日大安吉日、千葉の里山の住宅の地鎮祭がとり行われました。
お施主さんは、娘さんと80代後半のお母さんのお二人、それから小梅ちゃんという名の猫一匹。山を背にしてのどかな田園風景を臨む敷地に平屋の住宅が建ちます。
2014年1月18日土曜日、武蔵野美術大学建築学科の卒業制作講評会が行われました。
これは、専任の先生方、非常勤講師が一同にそろって、卒業制作全作品について採点を行い、受賞者を決定するというものです。
午前中に審査員による全作品についての入点が行われ、上位上限12名が選考されます。午後、選ばれた学生によるプレゼンテーション、質疑応答、審査員によるディスカッションを経て各賞が決まります。
ここでは、こうした選考を経験して僕が考えたことを記しておきたいと思います。それは、選考基準だとか、各作品についての評価コメントだとかではなくて、もう少し抽象度の高い思考、多くの学生作品から見えてきたものについて論じてみたいということです。
前回のブログから2ヶ月近く経ってしまいました。
僕がシカに襲われ、死線をさまよっていたころ、10月15日と16日の二日間で事務所の引っ越しも終えました。僕の傷が癒えるとともに、事務所の片付けも進み、ようやく一息つくのに師走になってしまった次第です。
私生活では、僕の両親との同居生活もスタートし、毎日お母さんにおにぎりを握ってもらって、お昼ご飯にしています。大変感謝しています・・・・・・ラーメン食いてえ。
「LOVE LOVE LOVEずっきゅんだね 君にほらLOVEずっきゅん」
大学の大先輩に「いいよ」と言われて聴いたところ、どハマりしました、「相対性理論」。
大音量でリピート再生していたら、うちのボス(妻ともいう)に
「気持ち悪いから私のいないところで聴いて!」
という刺すような一言。
「相対性理論」がお気に召さないのか、僕が気持ち悪いのか、たぶん後者ですが、若干不穏な空気漂う我が事務所、みなさまいかがお過ごしですか。
さて、ところで千葉移転に伴う事務所工事もほぼ完成となりました。
千葉への事務所移転、1979年築のビルの一室の内装工事顛末記の第四弾です。
内装工事も8割程度終了し、空間の雰囲気がつかめてきました。
ブログの更新が滞っていました。
「インフラが整備された」社会状況とは何かについて論じている途中でした。「インフラが整備されていくというのはどういうことか、誰がどのように整備しているのか、そしてインフラが整備されて世界とはどのようなものなのか」という問いを立て、「構造主義」のいくらかの知に当たること。そこから「権力の行使」について目的的に論じることを試みようとしていました。
この話は、まだ途中ですので、今後さらに展開していこうと考えていますが、僕の身の上で転機が訪れましたので、そのことを先行して書いていこうと思います。
ロラン・バルト「テクスト」理論は、読解の多様性を肯定するものでした。これに続いて書いたジャック・デリダ「幽霊」とは、読解の多様性が持つ、ああも言える、こうにもなれる、という変更可能性(幽霊)ゆえに、再帰的に作品=テクストがそうでしかないものとして立ち上がる、ということだったと思います。
では、僕らが生きるこの世界において、これら「知」が教えてくれることは、一体どのようなものなのでしょうか。僕が大学生、専門学校生と関わることで体験した事象について、「テクスト」、「幽霊」から考えてみたいと思います。