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千葉里山の住宅2 -モンタージュ2-

12月17日水曜日晴れ、僕と事務所のボスのふたりは、千葉の外海に面した小さな街、大原駅に降り立ちました。千葉里山の住宅の、鉄骨と板金の打ち合わせのためです。

今回現場を仕切る監督さんは、僕たちの事務所のコンバージョンの現場管理もしてくれた仲佐さん、監督であり、大工さんでもあります。仲佐さんは大原のご出身で現在もこの街に事務所を構えています。それに鉄骨屋さんも板金屋さんも勝浦の方、ならば大原で打ち合わせといきましょうとなった訳です。

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2014年1月18日土曜日、武蔵野美術大学建築学科の卒業制作講評会が行われました。

これは、専任の先生方、非常勤講師が一同にそろって、卒業制作全作品について採点を行い、受賞者を決定するというものです。

午前中に審査員による全作品についての入点が行われ、上位上限12名が選考されます。午後、選ばれた学生によるプレゼンテーション、質疑応答、審査員によるディスカッションを経て各賞が決まります。

ここでは、こうした選考を経験して僕が考えたことを記しておきたいと思います。それは、選考基準だとか、各作品についての評価コメントだとかではなくて、もう少し抽象度の高い思考、多くの学生作品から見えてきたものについて論じてみたいということです。

ボロかっこいいインテリアを目指せ6

前回のブログから2ヶ月近く経ってしまいました。

僕がシカに襲われ、死線をさまよっていたころ、10月15日と16日の二日間で事務所の引っ越しも終えました。僕の傷が癒えるとともに、事務所の片付けも進み、ようやく一息つくのに師走になってしまった次第です。

私生活では、僕の両親との同居生活もスタートし、毎日お母さんにおにぎりを握ってもらって、お昼ご飯にしています。大変感謝しています・・・・・・ラーメン食いてえ。

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ボロかっこいいインテリアを目指せ5

「LOVE LOVE LOVEずっきゅんだね 君にほらLOVEずっきゅん」

大学の大先輩に「いいよ」と言われて聴いたところ、どハマりしました、「相対性理論」

大音量でリピート再生していたら、うちのボス(妻ともいう)に

「気持ち悪いから私のいないところで聴いて!」

という刺すような一言。

「相対性理論」がお気に召さないのか、僕が気持ち悪いのか、たぶん後者ですが、若干不穏な空気漂う我が事務所、みなさまいかがお過ごしですか。

さて、ところで千葉移転に伴う事務所工事もほぼ完成となりました。

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ボロかっこいいインテリアを目指せ

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ブログの更新が滞っていました。

「インフラが整備された」社会状況とは何かについて論じている途中でした。「インフラが整備されていくというのはどういうことか、誰がどのように整備しているのか、そしてインフラが整備されて世界とはどのようなものなのか」という問いを立て、「構造主義」のいくらかの知に当たること。そこから「権力の行使」について目的的に論じることを試みようとしていました。

この話は、まだ途中ですので、今後さらに展開していこうと考えていますが、僕の身の上で転機が訪れましたので、そのことを先行して書いていこうと思います。

ロラン・バルト「テクスト」理論は、読解の多様性を肯定するものでした。これに続いて書いたジャック・デリダ「幽霊」とは、読解の多様性が持つ、ああも言える、こうにもなれる、という変更可能性(幽霊)ゆえに、再帰的に作品=テクストがそうでしかないものとして立ち上がる、ということだったと思います。

では、僕らが生きるこの世界において、これら「知」が教えてくれることは、一体どのようなものなのでしょうか。僕が大学生、専門学校生と関わることで体験した事象について、「テクスト」、「幽霊」から考えてみたいと思います。