「建築」と一致するもの

こんにちは。

2020年9月3日、完成写真の撮影をしてまいりました。この日は、役所による上水、下水の検査があり、また急な雨にも降られたため外観の撮影ができず、翌日9月4日の午前中に残りの撮影を終えました。

これから時間をかけて完成写真をブログでご紹介したいと思います。

せっかくですので、写真に写っている建築的な要素や設計のアイディア、建て主さんのご要望をどのように取りまとめたのかなど、お話しできればと考えております。これからお家づくりをご検討されている方にとって、何かしらのヒントになることもあるかもしれませんので、よろしければ僕のブログをご一読いただければと思います。

2020.09.03 松井様邸完成写真-1.jpg

こんにちは。

僕は事務所のアカウントでInstagramをやっています。事務所のギャラリーなので、販促ツールとして活用するのが一般的なのかもしれませんが、僕の場合はオールドレンズで撮影した花の写真をpostしたり、趣味について発信したりすることも多く、僕の趣味趣向や、設計やデザインに対する考え方、接し方を知っていただければと思って続けています。

アカウント名は、SmartRunning.2003です。

そんな趣旨でギャラリーを開いているせいか、素敵な作家さんとお友達になることも多く、様々な方々の表現活動に触れ、沢山の学びや喜びをいただいています。

2020.06.15 カタチさんスツール-1.jpg

こんにちは。

2020年5月23日の土曜日、朝からの小雨は昼過ぎに止み、夏の到来を告げるように湿気混じりの暑さに包まれたその日、僕は、改修工事の完成写真の撮影に千葉市の登戸にあるマンションの一室を訪れました。

関西のみならず全国で活躍されている建築家である小谷和也さんの「(株)マスタープラン一級建築士事務所」が設計監理された『登戸の家』。小谷さんは、特にマンションリノベーションのエキスパートであり、断熱や音響、空調設備などを意匠設計に回収するかたちで非常に上質な空間へと昇華されています。

今回施工を行ったのは、千葉で活躍されている建築家であり、またご自身で工務店も営まれている山本明香さんの「(株)ひだまり設計工房」。小谷さんの綿密に計算された設計を施工されるのは、本当に大変だったと思いますが、とても丁寧に、また緻密な工事をされていて、設計者の視点で拝見させていただいても唸る出来栄えでした。

そんなお二人からお声がけいただき、ご家族3人がお住まいになられるという床面積80m2弱のマンションリノベーション作品を撮影する機会をいただきました。

ここに撮影した写真を掲載しますので、純粋に上質な建築作品として、また建築関係の方は設計施工のご参考に、現在お家づくりをご検討されている方はお家のイメージを膨らませる素材としてご覧いただければと思います。

2020.05.23 登戸の家-067.jpg

こんにちは。「在宅を楽しもう -僕の半径1mをご紹介します-」の4回目です。

この一週間、Facebookで「7日間ブックカバーチャレンジ」というのをやっていました。山梨で僕の事務所が設計監理した「ウィークリンク」という住宅を施工していただいた丸正渡邊工務所の社長である渡邊 正博さんからバトンをいただき、挑戦したものです。

これは読書文化の普及に貢献する為のチャレンジです。好きな本を1日1冊、7日間投稿。本についての説明は必要なく、表紙画像のみを投稿。更に毎回1人の友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いするというルールです。(招待するかどうかはご自由に)」

僕はどんな本をご紹介できるかな、と少し悩んだのですが、いつもはブログなどでも趣味の投稿が多く、たまには建築を学んだ者として、特に重要だと感じた建築理論書に絞ってみてはどうだろうかと考えました。さらに書籍の系統を絞り込むため、「ポストモダン思考による近代以降の建築の見方」という縛りを自分に課しました。

このチャレンジ、僕は本の要約といいますか簡単な紹介文も記したので、意外に大変でした。せっかく7冊の本をご紹介したのにこのまま終わってしまうのももったいないなと考え、今回、まとめとしてブログでもご紹介したいと思います。

専門書の領域の本になるかと思いますので、なかなか手に取ってみようとは思われないかもしれませんが、アーカイブとして残しておくのも良いことのように思いましたので、ここに再録します。

こんにちは。

僕は、建築写真を撮影していますが、それとは別に古いレンズ(オールドレンズ)を使って、花の写真を撮ったりして楽しんでいます。表現作品というものではなくて、純粋に癖のあるレンズで個性的な写真を撮るのが楽しいというだけで、趣味です。

オールドレンズといっても作られた年代や製造元、レンズの種類によって様々です。星の数ほどあるオールドレンズの中から、今回はロシア製の「HELIOS44-2 58mm F2.0」をご紹介したいと思います。

なぜこのレンズかといえば、まず僕が所有しているレンズであること、オールドレンズとしては安価で手に入りやすくM42マウントという汎用性の高いレンズであること、撮影した写真に特徴的な癖がありこれが面白いということもあって多くのオールドレンズ愛好家が使用しているからです。

それでは、「HELIOS44-2 58mm F2.0」について、ご紹介していきましょう。

2020.05.05 ヘリオス44-2-1.jpg

こんにちは。

今年に入り工事の始まった千葉M邸新築工事ですが、7月の完成へ向け、現在も工事が進んでおります。

新型コロナウイルスの蔓延により世の中の様々な場所で影響が出ていますが、建築工事の現場では、どこも止めることなく工事が進んでいます。千葉M邸新築工事でも現場監督はじめ職人の皆さんが、細心の注意を払われて工事に臨まれています。僕も週に一度ほど打ち合わせのため現場を訪問していますが、現場の皆さんの心配りに頭が下がります。

2020.04.25 松井邸現場写真-2.jpg

こんにちは。

新型コロナウイルスが世界に蔓延して、僕たちの日常生活も様変わりしてしまいました。誰もが大変な毎日を過ごされていらっしゃると思いますが、少しでも肯定的に日々を過ごすことができたらと思います。

建築的に考えてみても、物理的に人が集い交わることで空間的にも何らかのアクションが起きるということについて、今度はその逆、つまり人間同士が接触しないということから建築的、空間的に何ができて、それはどのような効果をもたらすのかというような話も出てくるのではないでしょうか。

他の分野でもそうだと思いますが、建築の世界でも閉じた領域での先進的な提案や議論は、ある種のショックを伴うものである点で魅力的ではあるのですが、現実的に物理的実践ということになるとそう上手くは話は進みません。例えば、少子高齢化社会における「都市を縮小化する、たたむ」なんていう提案は、現実には郊外の肥大、増殖が起こっていたりもするという具合です。

むしろ劇的に「世界」が変わってしまうときこそ人間の生活そのものが変容し、僕たちの住空間に変化がもたらされるように思います。産業革命が近代の扉を開いたということは言うに及ばず、巨大地震や今回の新型コロナウイルスの件などの自然災害なんかも、その後の世界に何かしらの変異を伴うくさびを打ち込むことになるんでしょうね。

2020.03.11 亥鼻公園-1.jpg

こんにちは。

3月に入り、寒の緩みと共に様々な花が咲き出しました。春ならではの天候の定まらない日も多いですが、それでも春の訪れは、心躍るものです。

以前僕は、このブログで建築家の山本理顕さんが提唱されている地域社会圏主義について触れましたが、これを読んでくださった千葉の大学で教鞭をとられている金子祐介さんから『Hajime YATSUKA Interviews 2 八束はじめを通して綴る戦後日本と建築史[1968-2002]』という本をご恵贈いただきました。